神奈川県立近代美術館全館で無料デー実施-「国際博物館の日」記念で

近代洋画の父として知られる高橋由一の「江の島図」(1876-1877)

近代洋画の父として知られる高橋由一の「江の島図」(1876-1877)

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 60周年を迎えた「神奈川県立近代美術館 鎌倉」(鎌倉市雪ノ下2)をはじめとする3館で5月18日、「国際博物館の日」を記念して無料鑑賞デーを実施する。

 無料鑑賞デーは、2003年に開館した「葉山」では、施設の認知向上を目指して年一度ほど行っていたが、「鎌倉」と「鎌倉別館」では初めての試みとなる。「鎌倉館が開館60周年を迎えたことを機に、一層多くの人に知ってもらえれば」と全館で実施することになった。

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 「鎌倉」は、日本で最初の公立近代美術館として開館した。当初は所蔵品もなく、60年かけて1万点ほどの作品を集め、600を超える展覧会を開催してきた。「その背景にはスタッフによる懸命な研究活動と、多くの人々に支えられて来た歴史がある。60年という歴史の中で育んだ活動姿勢を大切に受け継ぎ、より多くの方に愛される場を作っていきたい」と同館の山内さん。

 同館で現在開催中の「近代の洋画ベストコレクション」では、明治から同美術館が開館する1951(昭和26)年までに描かれた日本の洋画の歴史をたどる。代表的な作品には、近代洋画の父として知られる高橋由一の「江の島図」や松本竣介の「立てる像」などがある。

 鎌倉別館では「新収蔵作品展」を、葉山では「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」を開催中。「モダニズム建築の名作として知られる坂倉準三設計の『鎌倉』や、海岸に面して建つ、自然光で明るい造りの『葉山』など、展覧会以外に建築や周囲の自然も一緒に楽しんでもらえれば」と山内さん。

 営業時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。

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