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鎌倉で「笑顔」がテーマのチョークアート展-ワークショップも

SAOさんの作品によく登場するカエルのモチーフ

SAOさんの作品によく登場するカエルのモチーフ

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 鎌倉・六地蔵向かいのギャラリー「Sei Rosso(セイロッソ)」(鎌倉市由比ガ浜2)で現在、藤沢市に在住するチョークアートアーティスト・SAOさんの個展「TERSENYUM~笑顔!~」が開催されている。

アンティークを扱う雑貨店「ルーユブラン」に併設するギャラリー

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 チョークアートは、オーストラリア生まれのポップで色鮮やかな絵画。オイルパステルを使い、筆などは使わず指のみで描く。レストランやカフェの看板、メニューボード、ウエディングボードとして親しまれているほか、自宅でインテリアとして楽しむ人も多い。

 SAOさんと同手法との出合いは6年前。「オープングスタッフとして働いていたアルバイト先のカフェで、壁にメニューを描いているのを見て興味を持った」という。実際に始めてみると「道具を一切使わないため、質感や立体感の出し方などに工夫が必要で面白かった」。渡豪して、チョークアートの「INTERIOR DESIGN」資格を取得。現在は、POP広告の文字表現手法と組み合わせ、独自の作風で活躍している。

 事務所の屋号は「Pelan Pelan(プラン  プラン)」。インドネシア語で「ゆっくり」「のんびり」などの意味。波乗り旅行で出掛けたバリで「自分のペースに合った時間の流れが、とても心地よかった。毎日の生活の中でせかせかしてしまったり、焦ってしまったりして疲れてしまう自分に言い聞かせるために使っている」という。作品には、インドネシアでは神聖な生き物とされているカエルが頻繁に登場するが、今回も見どころの一つだという。

 個展タイトルの「TERSENYUM」もインドネシア語。東日本大震災で被災した人や動物に思いをはせ、「人も動物も少しでも笑顔になれたら」との思いを込めた。作品は展示販売し、売上金の一部は被災動物の支援に回すという。「作品を見て、ほっこり、にっこりしてもらえたらうれしい」とも。

  25日・26日には、ワークショップも開催。SAOさんが講師を務め、実際にチョークアートを描く。大きいサイズは大人が対象で、1時間=1,500円、小さいサイズは大人と子どもが対象で、30分=800円。定員は各5人で、詳細はホームページで確認できる。

 開館時間は11時~18時(火曜は16時まで、木曜は13時から)。水曜定休。2月28日まで。

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