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鎌倉で「鍛鉄の仕事展」-レスキュー隊員から転身した工芸家が開く

チェコ製のアンビルと呼ばれる金床で鉄をたたく加成さん

チェコ製のアンビルと呼ばれる金床で鉄をたたく加成さん

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 鎌倉・小町通り沿いの「ギャラリー・ユー」(鎌倉市雪ノ下1)で2月28日より、テーブルや門扉など暮らしの中の鍛鉄作品を展示する「鍛鉄の仕事展」が開催される。

サーモンをかたどったスモークサーモン用のトレー

 同展を開くのは、飯能市(埼玉県)に工房を構え、住宅回りを中心とする鉄の工芸品を作り続けている鍛鉄工芸家の加成幸男さん。この仕事を始める前はレスキュー隊に所属していたが、「年齢とともに現場から外れ、自分の位置に疑問を持ち」退職。そんなとき鍛鉄工芸家に出会い、この道に入る。1999年に自身のアトリエを開き創作活動を開始。鎌倉での個展は昨年3月の開催以来2回目。依頼主の現場作業で鎌倉に何度か足を運ぶうちに街の雰囲気が気に入り、「こんなところで作品展ができたら」と小町通りを散策中、同ギャラリーオーナーに出会ったことが契機となった。

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 鍛鉄は、鉄をたたいて思い通りの形に伸ばしたり曲げたりする手法のこと。ヨーロッパを中心に古くから伝わる技術で「ロートアイアン」とも呼ばれる。同展では、加成さんが手掛けた門扉、フェンス、窓飾り、テーブル、シャンデリアなどのほか、つり花金具と花器、ろうそく立て、時計、フックなど大小合わせて100点以上を展示。販売も行う。

 「冷たい鉄に人の手が加わり、ぬくもりある作品に仕上がったロートアイアンを、ぜひ手に取ってみてほしい」と加成さん。会期中は毎日在廊し、インテリアや外溝などの相談にも応じるという。

 開催時間は11時~18時(最終日は16時まで)。3月5日まで。

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