北鎌倉の工房「蝉丸」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-22-2913)で3月23日・30日、2日かけてオリジナルデザインの焼き物を作る「ねこ手創りサロン」が開催される。
同サロンを開く蝉丸さんは、猫をモチーフとした作品や小物などを手掛ける造形作家。1992年に明月院近くに工房を開き、裏山と一体化するようなアトリエで四季の花々や飼い猫と共に暮らしながら創作活動を行っている。
昨年秋に初開催した同サロン。プロ養成講座ではなく、「初めての人でも気軽に作ることを楽しめ、制作を通じて他の参加者や作家とも交流できる場所にしたい」との思いから「サロン」と命名。粘土成形から素焼き焼成、絵付けまでの全工程に2日を要するため、参加希望者が集まるか不安だったが、「作品鑑賞だけでなく、自分で制作する喜びを一緒に体験することで、今までと違うお客さまとの接点が持てたら」と開催。鎌倉・藤沢・横浜などの県内から、遠方では栃木・群馬・静岡からの参加もあり、参加者層は猫好きな30~60代の女性が中心で男性もいるという。
制作工程は、1日目は午前中からの作業でデザイン、粘土成形、乾燥、削り仕上げなどを行い、北鎌倉「ブラセリー梅宮」の特製ランチ、鎌倉「こ寿々」のわらび餅と抹茶のティータイムが付く。2日目は絵付けと仕上げ、ティータイムが含まれる。素焼き焼成は同工房が行う。
「樹々に囲まれ風や鳥の声を聞きながらいつもと違う時間の中で、制作やランチ、お茶、おしゃべりもして楽しいひとときを一緒に過ごしましょう」と蝉丸さん。
参加費は2日間セットで1万2,600円。定員は10人。詳細・申し込み方法は蝉丸さんのホームページで確認できる。