藤沢の片瀬西浜海水浴場で7月1日、今春から第3代「ふじさわ観光親善大使」に就任したタレント、つるの剛士さんを迎えて海開きが開催される。
1959(昭和34)年、都市の特色が似ていることから姉妹提携を結んだ米マイアミビーチ市にちなんで開かれてきた夏恒例のイベント、「江の島マイアミビーチショー」の始まりを告げる海開き。当日は海の安全を願う神事、藤沢消防署・湘南海上保安署・ライフセーバーによる合同の海難救助デモンストレーションなども予定。異なる3団体が連携して海難救助を行うのは、他地域では珍しいという。
同市の観光資源をPRするシンボル的存在である観光親善大使には2008年、杏里さんが初就任。2010年はチューブが務めたが、つるのさんは4年前から同市に在住しており地元からの親善大使誕生・参加は初となる。以前より自身のブログ「つるたけ日記」で鵠沼海岸でのサーフィンや釣りなど藤沢の話題を多数掲載し、最近は市北部で始めた野菜作り「つる農園」の様子も紹介。育児休暇を取得するなど、1男3女の4人の父親として子育てに積極的に参加することでも知られ、市の子育て支援政策への協力も予定する。
藤沢市観光協会主査の今井康貴さんは「海開きでは海水浴場の安全・繁栄を祈願し、この日を皮切りに8月末まで多彩なイベントが催される。駅からのアクセスも良い片瀬海岸にぜひ遊びに来てほしい」と話す。
開催は10時~。海水浴場開設期間は8月31日まで。