茅ヶ崎市美術館(茅ヶ崎市東海岸北1、TEL 0467-88-1177)は9月8日より、「開館15年・魯山人生誕130年記念 魯山人の宇宙」を開催する。
「食」を中心に総合芸術として展された北大路魯山人が生み出した作品のうち、主に食器を中心に展示。総点数約80点。魯山人の友人でもあったアメリカ人コレクター、シドニー・カドーゾ氏旧蔵作品から成るカワシマ・コレクションは器としてほぼ未使用のもので、窯出し直後の美しい輝きを見せている。
「陶磁器の分野においても、一つの技法や材質にとどまることなく、赤絵や染付、織部、黄瀬戸、備前など多岐にわたる作品に表れる魯山人の美意識、個性を味わっていただきたい」と話すのは、同館学芸員の西内裕詞さん。
「弊館の開館15年にあたる本年は、魯山人の生誕130年にもあたり、その双方を記念してその創作活動の一端をご紹介し、没後50年を過ぎてもなお高い関心をあつめる魯山人芸術を多くの方にご覧いただく機会となれば」とも。
開館時間は10時~18時。休館日はホームページで確認できる。観覧料は一般500円ほか。11月4日まで。