鎌倉青果市場で取引される野菜のブランド化のため昨年3月に「鎌倉いちばブランド」を商標登録した鎌倉青果(鎌倉市梶原)が5月1日、ロゴマークの募集を始めた。
「鎌倉いちばブランド野菜(鎌倉いちば野菜)」は、鎌倉市場周辺産地(藤沢、茅ヶ崎、平塚、横浜、横須賀、三浦など)で生産された野菜を指す。同野菜のルーツは90年以上前にさかのぼり、近郊の農家が鎌倉市内の和田塚に野菜を持ち寄り、それを売る人たちが集まった事に始まるという。
その狙いについて、同社の高橋伸行社長は「高品質な野菜を地場消費だけにしておくにはもったいなく、生産者にもっと何かの方法で還元できないかと考えブランド化する事にした。より付加価値が付けば農業の活性化につながりそれを扱う青果店にも還元できる」と話す。
6月上旬に市場内に設置したロゴマーク審査委員会で審査の後、決定する。決定後は鎌倉いちば野菜のシンボルとしてブランド野菜を束ねるテープや野菜を入れる小袋に印刷して使うほか、販売店店頭でアピールするためののぼりやスーパー袋にも使うという。
「なるべく近隣の方に応募していただきたいので、鎌倉市の施設、鎌倉市内の中高学校などにも告知をお願いした」とも。
応募締め切りは5月31日。