北鎌倉古民家ミュージアム(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5641)で現在、「あじさいの小径(こみち)とあじさい展」が開かれている。
今回で3回目となる同展。同館の裏庭にある「あじさいの小径」にあるあじさいと、あじさいをテーマにした作家たちの展示が競演。あじさいの種類は山あじさい、額あじさい、本あじさい、姫あじさい、蝦夷あじさい、西洋あじさい、アメリカあじさいなど約100種類で、株数は約300株。珍しい品種は弦状に咲くイワガラミとのこと。
展示は、水彩画、日本画、洋画、陶芸、ガラス、切り絵、染織、写真、押し花絵、ちぎり絵、七宝、盆栽、金工など多彩な作品が並ぶ。主な作品に、伊藤早苗さんの「釉下彩紫陽花画香炉」、彦坂禮三さんの「明月院の季節」など。
「あじさいの咲く季節に館内も楽しんでいただきたいと思い企画した。あじさいのお好きな方のみでなく山野草のお好きな方にお勧め」と副館長の長谷川幹晃さん。「今年はあじさいの開花が遅れたため、会期に間に合うか心配だった」と胸をなで下ろす。
開館時間は9時~18時。入館料は一般500円ほか。6月30日まで。