湘南地方を中心に展開するパン店「カラヘオベーカリー」(藤沢市本町2)が6月14日、地元・湘南の材料にこだわった食パン「湘南ブレッド」を発売した。
北海道産の小麦粉「キタノカオリ」「春よ恋」に、湘南産の小麦粉「ユメシホウ」をブレンド。さらに辻堂で養蜂し、自家採蜜した中野養蜂園の蜂蜜と鎌倉の製塩家五十嵐勘二さんの手作り天然塩を使用。それらを湯だねという製法で作った「もっちりとした重量感のある食パンで耳まで柔らかい食感に仕上がっている」という。
「湘南の材料で食パンに使える材料を探し、蜂蜜と塩、そして湘南藤沢小麦粉があるのを探し採用した」と同社の瀧川薫社長。
もともと湘南のブランドになるパン店を作ろうと、地元に根付いた心温まるパン店をハワイの名前で考えたという。「カウアイ島にあるコーヒーショップで朝から地元の人たちでワイワイと食事をしている雰囲気が目指す店になり、その店の名前であるカラヘオにした」と店名の由来を話す。
「新商品開発には、湘南を代表する食パンになるように湘南の材料を使い土産にもなるような食パンを作りたくて6カ月掛けた。湘南に暮らしている子どもに地元でとれた食材を食べてもらい、柔らかくモッチリ溶ける食感なので、お年寄りまで食べていただきたい」とも。
6月はお試し価格で1斤490円。藤沢店、茅ヶ崎店、鎌倉店、ネット店で扱う。