JR茅ヶ崎駅の発車メロディーが10月1日、サザンオールスターズの「希望の轍(わだち)」に変わる。
茅ヶ崎市とJR東日本横浜支社は、同市をはじめとする地域の市民から、地元出身である桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズの楽曲を発車メロディーにしたいという要望があり、地域活性化の取り組みとして変えることにした。
10月1日の始発から上り5番線と下り6番線に使用。1コーラス15秒程度で、イントロ部分とサビ部分を上下線で分けて使われる。上り側が「イントロ部分」、下り側が「サビ部分」となっている。担当者は「上りと下りを変えているのは、例えば電車が上下で同時に到着した場合、メロディーが同じだとお客さまが上下どちらが発車するかわからないため。駆け込み乗車防止の観点もある」と話す。
同市出身で昨年、茅ヶ崎市市民栄誉賞を受賞した桑田さん率いるサザンオールスターズは、茅ヶ崎をモチーフにした楽曲を多く発表している。「希望の轍」は桑田さん作詩作曲で、1990年にリリースされたアルバム「稲村ジェーン」収録曲。「今回使用楽曲のアンケート調査を行ったところ、この曲が1位だった」という。「当駅を利用する市民の皆さまや観光に訪れたお客さまにも、より茅ヶ崎に愛着をもっていただけるのでは」とも。
発車メロディーの記念イベントを9月30日8時45分から、同駅のぺディストリアンデッキで開く(雨天中止)。