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鎌倉の本を持ち寄り交流 会員制の小さな図書室が鎌倉駅前にオープン

鎌倉の本を持ち寄り交流 会員制の小さな図書室が鎌倉駅前にオープン

閲覧用テーブル。鎌倉らしい雰囲気でゆったりとした時間を過ごせる。

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 JR鎌倉駅東口に8月1日、会員制図書館「かまくら駅前蔵書室」(鎌倉市小町1)がオープンした。

ピアノも書棚に利用。まだ「蔵書」は少ないが、会員が増えることで今後は「贈書」が増えていく

 かまくら駅前蔵書室は、鎌倉が好きな人が鎌倉に関する本を持ち寄って交流できる会員制の図書室。鎌倉駅東口からほど近い古いビルの3階で、約27平方メートルの小さなスペースに書棚やテーブルが並ぶ。

 代表の鈴木章夫さんは、着地型旅行ツアー「みんなの鎌倉遠足」の企画運営や、これでにはなかった視点で鎌倉を学び楽しむ「かまくらの学校」の講座づくりなどを手がけていた。参加者には鎌倉のコアなファンが多く、情報収集のために鎌倉に関する本をたくさん持っていると口をそろえていたことがヒントとなり、今回の会員制図書室のアイデアに結びついたという。

 会員になるには、まず入会金の代わりに鎌倉に関する本を1冊以上「贈書」する。会員が増えれば増えるほど、「蔵書」も増えていく仕組み。その贈書には贈書者名が記されるため、閲覧者は志向が似ている仲間と巡り会うきっかけにもなる。年会費は1万円で、1回につきコーヒー1杯が無料で供され、営業時間内であれば何度でも時間制限なく利用できる。

 オープン前から会員の申し込みがあり、一人で数十冊を贈書するケースもあったため、蔵書は既に300冊以上。鎌倉の歴史に関する物から、小説、写真集、ガイドブック、情報誌、マンガまでジャンルも多彩で、初版や絶版など珍しい本も並び、利用者は興味津々に見入っている。

 鈴木さんは「初めてこの部屋を訪れたとき、頭をぶつけそうになりながら階段を上っていく一歩一歩が秘密基地へのアプローチのようでワクワクした。会員のみなさんが、いつもそんな気持ちで訪れてもらえるような空間づくりを心がけている。また、本や鎌倉に関するイベントも開催して、これまでにはなかった新たな鎌倉の魅力を生み出していきたい」と話す。

 営業時間は12時~22時。水曜定休。夜間は有料でビールも提供する。また、非会員の「お試し」も500円(コーヒー1杯、30分限定)で受け付けている。

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