大磯町立図書館(大磯町大磯)の会議室で3月6日、昔と今を写真で行き来できるアプリの誕生を記念した「大磯今昔写真アプリお披露目会」が開かれる。主催は大磯町観光協会。
地元の高校生に参加してもらった撮影会。昔の写真を手掛かりに同じ場所を探して同じアングルで撮影した。同行した先生も夢中になったという
同アプリは大磯の現在と昔の写真を比較しながらまち歩きができるスマホ用のアプリケーションで、地域の活性化を目的に同協会が企画した。「今昔写真アプリ」は昨年鎌倉で開発され各地で導入が始まっている。
年代や地図上のエリアを絞って検索し今昔を比較して楽しめるほか、大磯ではGPS機能が追加されて現在地が表示されるようになったため名所や店を探す観光ナビアプリとしても活用できる。
当日はアプリの紹介、デモンストレーション、ダウンロード方法や使い方の説明など初めて触れる人に分かりやすく解説する。
トークセッションでは、同アプリの発起人で日本テレビ・ゼネラルプロデューサーの土屋敏男さん、大磯在住で旅行コラムニストの森川孝郎さん、大磯町のマスコットキャラクター・いそべぇが「大磯今昔写真アプリってなんだ?」をテーマに進める。同日9時から開催する「町なか探検撮影会」で古い写真と同じ場所を探して同じ構図で撮ってきたばかりの写真も紹介する。
観光協会理事でガイドボランティアの武井久江さんによる今昔語り「びっくりポン!大磯昔ばなし」も、初めて同アプリを使いながら行う。
同協会で広報宣伝委員も務める森川さんは「昔の写真を手掛かりに今の写真を撮るのはゲーム感覚で楽しめる。そこで撮った写真が自分の名前付きでアプリに載るかもしれないという参加型が特徴。実際にそのアプリを使って写真を比較しながら歩くのがまた楽しい」と話し、「昔の写真を持ち寄った地域の年配者と現在の写真を撮る若者との世代間交流のきっかけにもなるので、ほかのエリアにも広がっていくとうれしい。お披露目会はもちろん、午前中の撮影会も、大磯町以外の方も気軽に参加を」と呼び掛ける。
開催時間は13時30分~。参加無料。