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迫力ある流鏑馬を間近で 震災復興支援リストバンドが観覧席券

馬上から的を射抜くと大きな歓声が上がる。リストバンドを購入すれば的に近い席に座って観覧できる

馬上から的を射抜くと大きな歓声が上がる。リストバンドを購入すれば的に近い席に座って観覧できる

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 鎌倉市観光協会は鶴岡八幡宮(はちまんぐう)で4月16日に行われる「流鏑馬(やぶさめ)」観覧席券の申し込みを3月1日から受け付ける。

事前に申し込み、入金すると郵送されて来るリストバンドはオレンジ色。「がんばろう日本 鎌倉から 天長地久」の文字が刻まれている

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 流鏑馬は走る馬上から弓矢で的を射る弓術で1186(文治2)年、鶴岡八幡宮で頼朝が西行と出会い弓馬について説明を受けた翌年から始まったといわれる。以来、神前で願文奏上を行った鏑矢(かぶらや)を天と地に対して満月に弓を引き五穀豊穣(ほうじょう)万民息災を祈念する神事「天長地久の儀」としての800年以上も続いている。

 同宮境内の参道を横切る形で約255メートルの馬場を設置し、近年は春には大日本弓馬会武田流一門が、秋の例大祭には小笠原流が奉納している。

 今年も春の観光シーズン幕開けを告げる「鎌倉まつり」で「震災継続復興支援」の一環として行い、観覧希望者にはリストバンドを販売。1本に付き観覧席1席を用意する。純益を双葉町役場いわき事務所と熊本城に義援金として寄付する予定。

 「武者姿の射手が疾走する馬上から3つの的を射抜く姿は迫力満点」と話すのは鎌倉市観光協会の大川美紀子さん。毎年混み合い近くで見るのが難しいといわれているが「リストバンド購入者には1の的と3の的の近くで着席してご覧いただける」と続ける。

 同まつりは1959(昭和34)年から続くイベントで、今年は4月8日からパレード、俳句会、弓道大会、野だてなどが市内各所で開かれ流鏑馬が最終日を飾る。

 大川さんは「被災地の復興には引き続き継続的な支援が必要だが、時間の経過とともに徐々に意識が薄れがち。一日も早い復興に向けての支援をしながら、伝統行事を観覧いただける。前売りのみで当日は販売しないのでご注意を」と呼び掛ける。

 開催時間は13時~。リストバンドは1本3,000円。販売数は450本。申し込みは4月3日まで電話かFAX、メールで受け付ける。詳しくは同協会ホームページで確認できる。

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