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鎌倉能舞台が現代語訳の字幕システム導入 初心者も聴覚障がい者も楽しんで

鎌倉能舞台が現代語訳の字幕システム導入 初心者も聴覚障がい者も楽しんで

導入後の初舞台となった5月3日の公演。どの席からも見やすいように3カ所にモニターを設置した

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 鎌倉能舞台(鎌倉市長谷3)で6月4日、字幕システム付きで能を楽しむことができる「源氏物語と能~玉鬘(たまかづら)・半蔀(はじとみ)」が開かれる。

せりふの現代語訳だけでなく、初心者にとっては分かりにくい独特の決まり事なども解説する。モニターにばかり目がいかないよう文章量を抑える工夫も

 日本の伝統文化である能楽の振興と普及を目的に1970(昭和45)年に創設、能楽博物館としても舞台、能面、能装束などを展示している同館。能や狂言の定期公演をはじめ発表会、展示会、講演会などにも使われている。

 「初めての方にも分かりやすく能を楽しんでいただこうと字幕システムを導入した」と話すのは観世流シテ方の能楽師で同館業務理事の中森貫太さん。昨年、初めてオペラを見たときに字幕スーパーがあり楽しめたのをヒントに考案。「これまでにもせりふを表示するケースはあったが、現代文に訳した文章をはじめ、動きや型、はやしの説明などまで表示するのは初めての試み」と続ける。

 字幕は日本語と英語を並べ館内の3台のモニターに投影、進行に合わせて専任スタッフが操作する。「5月3日の公演では、見るのが初めての人や聴覚障がいのある人にも喜んでいただけた」と言う。

 今回の公演は朝の部では、狂言「伯母ヶ酒(おぼがさけ)」を大藏吉次郎さんが、能「玉鬘」を中森貫太さんが演じる。昼の部は、狂言「鏡男」を大藏吉次郎さんが、能「半蔀」を遠藤喜久さんが演じる。中森さんと遠藤さんは無形文化財保持者。

 2部とも国文学研究資料館の小林健二教授が講演するほか、来場者からの質問に中森さんが答え解説する時間も用意する。 

 中森さんは「つまらない、退屈だと思われがちな能楽。でも少し分かればどんどん面白くなるので、まずはこのシステムを体験してほしい」と来場を呼び掛け、「体験した方の声を聞きながらブラッシュアップし、今後は薪能(たきぎのう)や一般のホールなどにもシステムを持ち込んで開いてみたい」と抱負を話す。

 開演時間は、朝の部=10時、昼の部=14時。入場料は5,500円(1,000円追加で席指定が可能)。申し込み方法はホームページで確認できる。

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