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秋の夜に「鎌倉薪能」 鎌倉宮境内にかがり火、今年も一流の演者招き

「葵上(あおいのうえ)」を演じる金春安明さん。当日はかがり火がたかれ、より幻想的な雰囲気の中で観劇できる

「葵上(あおいのうえ)」を演じる金春安明さん。当日はかがり火がたかれ、より幻想的な雰囲気の中で観劇できる

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 鎌倉宮(鎌倉市二階堂)で10月7日・8日に行われる「第58回鎌倉薪能」のチケットが9月1日、鎌倉市観光協会から一般発売される。

舞台と客席を設営中の鎌倉宮境内

 同公演は境内にかがり火をたき、特設舞台で能や狂言が演じられる。1959(昭和34)年に始まり、奈良や京都に次ぐ歴史がある。「鎌倉でも奥に位置する神社での神事能。闇に包まれた境内でパチパチという音が響く中、独特の空気感が味わえる」と話すのは同観光協会の大川美紀子さん。「見るというよりも一緒に体験するという感覚かもしれない」とも。

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 今回の演目は、能が「葵上(あおいのうえ)」。演じるのは、7日が武田志房さん、8日が金春流八十世宗家・金春安明さん。狂言は「昆布売(こぶうり)」で、7日は野村萬斎さんが、8日は人間国宝の野村万作さんが演じる。

 両日とも「素謡(すうたい)」や東日本大震災と熊本地震の被災地復興に寄せた鎮魂の舞として「仕舞(しまい)」も披露する。

 鎌倉宮は1335(建武2)年に若くして殺害された大塔宮護中親王(おおとうのみやもりながしんのう)の遺志を後世に伝えようと1869(明治2)年、明治天皇の勅命により創建。同宮の名も天皇が命名した。

 大川さんは「能や狂言というと敷居が高そうだが、チケット購入者には事前に解説付きのパンフレットを届けるので初心者でも楽しめる」と話し、「各日800席用意したが、今年も人気の出演者がそろったので早めにお申し込みを」と呼び掛ける。

 16時開場、17時開演。料金は7,000円。チケット購入希望者は専用ダイヤル(TEL 0467-23-3545)に電話で申し込む。受付時間は9時~16時。

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