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フランスの中高生が鎌倉で印鑑作り体験 日本のはんこ文化学ぶ

フランスの中高生が鎌倉で印鑑作り体験 日本のはんこ文化学ぶ

それぞれがレイアウトして筆で塗った印鑑デザインの用紙を手にする中高生たち。前列左端がかまくらはんこの月野さん、隣が加藤先生

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 日本を訪れている仏リヨン市の中高生ら9人が鎌倉で6月7日、日本のはんこ文化を学び印鑑作りを体験した。

学生たちがデザインして完成したオリジナルの印鑑。香を染み込ませた同店オリジナルの絵はがきに押印して手渡した

 体験したのはサン・ドニ学園とエスパス・リヨン・ジャポンで日本語を履修している13歳~17歳の学生9人。観光のほか、横浜の中学校一日体験や茶道体験、三鷹の森ジブリ美術館訪問など1週間の予定で来日した。「ウェブで鎌倉の観光を検索していてたまたま手作り印鑑体験を見つけた」と話すのは引率した教員の加藤愛子さん。「独自の文化であるはんこを作る体験を通して日本を学べると考えた」と振り返る。

 「はんこ体験教室」を企画していたのは、はんこ専門店の「鎌倉はんこ」(鎌倉市御成町5)。普段は1日1組1~3人程度での体験を受け入れていたが、加藤さんの要請を受け鎌倉商工会議所の会議室を借り初めてワークショップ形式で開いた。

 当日は10時から同店の月野允裕さんによる印鑑の歴史や用途、書体などのレクチャーから始まり、住民票、婚姻届、離婚届、出生届などに印鑑を押す疑似体験も行った。その後、月野さんが用意した9人の名前をカタカナの4書体で印字した紙をそれぞれがトレーシングペーパーに写したり、イラストなどを加えたりして自分だけの印鑑をデザインした。

 参加したキャロリン・シリングさんは「はんこがあることさえ知らなかったが、自分で作ることができて楽しかった」、ブリマック・ブルジルさんは「サインよりも美しいものになった。文化が全く違い学ぶことが多い。もっと日本を知りたい」と話した。 

 9人がデザインした用紙を月野さんが店に持ち帰り印鑑を彫刻機で粗彫りの後、手仕上げで完成。夕方には観光を楽しんだ9人に手渡した。

 月野さんは「出来上がった印鑑は日本では銀行員や認印としても使える。将来、日本に住むことになったらぜひ使ってほしい。今後も鎌倉から世界に向けて日本人が大切にしてきた印鑑文化を発信していきたい」と話す。

 手作り印鑑体験の参加費は一人1,980円。別途印材費980円~。申し込み方法はホームページで確認できる。

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