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湘南モノレールに交通系ICカード 県内最後の全線導入

湘南深沢駅に設置され、4月1日からの稼働を待つ入場用簡易改札機

湘南深沢駅に設置され、4月1日からの稼働を待つ入場用簡易改札機

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 湘南モノレール(鎌倉市常盤)が4月1日、全駅で使える交通系のICカード「PASMO」を始発から導入し、大船駅で「PASMOサービス開始&湘南江の島駅エレベーター供用開始記念セレモニー」を開く。

先着50に進呈する和菓子店「茶の子」特製のモノレール紅白蒸し焼きどら。モノレールの焼き印が押されている

 1971(昭和46)年に全線開通し、現在は年間1000万人が利用する同路線。これまで自動改札機は大船駅、湘南町屋駅、西鎌倉駅、湘南江の島駅に設置されていたが「PASMO」や「Suica」などの交通系ICカードとの互換性がなかった。乗務員がプラットホームで検札を行っていた4駅にも利用者がICカードをタッチする簡易改札機を設置する。

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 神奈川県内の鉄道ではJR東海管内の御殿場線下曽我駅~谷峨駅でも同カードは使えないが、全線としては湘南モノレールが唯一、未導入路線だった。

 月に2度程度同路線を利用するという小林淳一さんは「乗る日は必ず小銭を用意していたが、その必要もなくなりありがたい。切符を買うという機会が少なくなってしまうのも寂しいような気がする」と話す。

 同日、湘南江の島駅のエレベーター供用開始も記念し、大船駅構内でセレモニーを開く。PASMOサービス開始記念ヘッドマークを車両に装着するほか、観覧者の先着50人に、西鎌倉の和菓子店「茶の子」特製の「モノレール紅白蒸し焼きどら」と、「湘南モノレール5000系マスキングテープ」を進呈する。

 司会は同路線オフィシャルサポーターのDJ・HAGGYさん。ゲストにモデル・タレントでプロカメラマンのいのうえのぞみさん、松尾崇鎌倉市長を招く。

 現在使われている磁気定期券や回数券は改札機の交換後も引き続き使用できる。同日、PASMO定期券、記名PASMOカード、無記名PASMOも販売する。湘南江の島駅は11月にエスカレーターの供用が始まり、来年1月にはテナントゾーンが完成する予定。

 同社広報課の花香晋生さんは「今まで以上に便利に使っていただける。現在改装中の湘南江の島駅を含めさらにバリアフリー化も含め、沿線の方に愛され、観光の方にも気軽に乗って安心、快適に楽しんでいただけるようサービス向上に務めていきたい」と話す。

 セレモニー開催時間は10時30分~11時。観覧希望者は入場券または乗車券が必要。