見る・遊ぶ

湘南モノレールが受験生応援で駅名変更「勝たせ山」 駅前で一足早くサクラ咲く

すでに4~5分咲きとなっている河津サクラと勝たせ山駅に到着するサクラサク号

すでに4~5分咲きとなっている河津サクラと勝たせ山駅に到着するサクラサク号

  • 621

  •  

 湘南モノレールの受験生応援企画で現在駅名が「勝たせ山駅」となっている片瀬山駅(鎌倉市西鎌倉4)の駅前で、早くもサクラが開花し話題となっている。

期間限定で掲出している特別仕様の駅名看板。「片瀬」が「勝たせ」になっている

[広告]

 咲いているのは同駅出口脇の駐車場に植えられている河津桜(カワヅザクラ)の木。オオシマサクラとヒカンサクラの交雑種で1月下旬から2月が開花時期といわれているが、12月11日にはすでに5分咲きとなっており足を止めて写真を撮る人の姿も。

 「とても珍しい。ここまで開花している例は今のところ聞いたことはない」と話すのは神奈川県立フラワーセンター大船植物園の富田裕明さん。「今年は2度の大きな台風で海からの潮を浴びて葉が痛んだところに寒さの到来も早かったため葉が落ちてしまい、早く芽を出したのではないか」と続ける。

 同駅は11月26日から始まっている同社の「合格祈願 受験生応援キャンペーン」の一環で、受験生の合格を祈り「片瀬山」に「勝たせ山」という副駅名を付け、期間限定で特別仕様の駅名看板を設置している。

 市内在住で受験生を持つ母親の高田真理子さんは「普段はモノレールを使わないが、縁起がいいのでぜひ出掛けたい。スマホでサクラの写真を撮ってお守りに」と話す。

 同社では硬券タイプの同駅入場券で発券ナンバーが「0001」と「2996(福来る)」を各500枚、駅名看板をそのままデザインしたアクリルキーホルダーを200個限定販売している。同駅は無人駅のため大船駅定期窓口で取り扱う。

 大船駅では降車側ホームに引退までの27年間、台車と車体をつないで安全な運行を支えてきたボルトを神体にした「合格祈願神社」を設置。願い事を書き込める絵馬や付箋も用意した。同路線では合格祈願ヘッドマークを装着した「サクラサクトレイン」1編成も運行している。

 同駅の硬券は1枚170円、キーホルダーは500円。同キャンペーンは来年3月4日まで。

湘南経済新聞VOTE

湘南経済新聞の読者歴はどれくらいですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース