今年で13年目になる盆踊りイベント「第13回 藤沢宿・遊行の盆」が7月27日~29日の3日間、藤沢駅周辺商店街と遊行寺(藤沢市西富1)の境内で開催される予定だ。例年通り、目玉として藤沢の新しい盆踊り「遊行ばやし」の踊りを競う「遊行ばやしコンテスト」を行う。
遊行ばやしは、浄土教の一宗派である「時宗」の総本山である遊行寺で始まり、現在の盆踊りのルーツともいわれる遊行寺に伝わる「踊り念仏」をモチーフに創作した藤沢の新しい盆踊りのこと。「遊行ばやしコンテスト」は遊行おどりの曲の一つ「遊行ばやし」を15人以上の連(団体)で踊る流しおどりで、申し込めば誰でも無料で参加できる。
初心者向けに踊り講習会も5月21日、6月18日、7月2日の各18時から開くほか、希望により出張講習会も無料で行うなど普及に意欲的だ。
「昨年までは20人以上の連(団体)であることと、そろいの浴衣を着ることが必須だったが、今年からより参加しやすいように参加条件を改定した。衣装も自由で、パフォーマンス賞など賞も多数用意しているので、老若男女誰でも参加できる夏の思い出づくりを仲間・職場・学校などで皆を誘って是非参加してほしい。藤沢は盆踊りのゆかりの地という地域資源を市民に広く理解され、PRする機会になれば」と主催者の実行委員会(藤沢商工会議所、0466-27-8888)は意気込む。
コンテストは7月28日17時頃から、遊行通り4丁目商店街で行う予定。参加の応募締め切りは6月15日。申込数により事前に締め切る場合あり。