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「管鍼法」創案者・杉山和一 創案の地・江ノ島で厳かに墓前祭

杉山和一墓碑の前に集まった列席者

杉山和一墓碑の前に集まった列席者

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 日本独自の針治療法「管針(かんしん)法」の創案者であり、日本三大検校(けんぎょう)の一人でもある目が不自由な鍼(はり)師、杉山和一(わいち)の墓前祭・神恩感謝祭が5月13日、杉山和一の墓碑のある藤沢市・江ノ島で行われた。

 1694年5月18日に没した和一にとって、江ノ島は管鍼法を創案した場所とされている。杉山和一は鍼・マッサージ技術の取得教育を主眼とした世界初の視覚障害者教育施設と「杉山流鍼治導引稽古所」を開設した人物としても知られる。

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 慰霊祭には関係者50人以上が集まり、さらに並びきれない列席者が階段に並ぶなど多くの人々が見守る中、江島神社宮司による祝詞奏上など式が厳かに執り行われた。

 当日列席した神奈川県鍼灸(はりきゅう)マッサージ医師会理事の朝日山さんと藤沢市鍼灸マッサージ医師会の倉塚充夫会長は「杉山和一墓前祭は毎年行われているものだが、これまでは関係者のみでの催しだった。今年は講談師の方にお越しいただき和一を語ってもらうような趣向を盛り込むなど、今後ますます杉山和一が周知されるように活動していく。市民の方にも杉山和一が知られるきっかけにしていきたい」と話した。