藤沢駅前の「NEKTON FUJISAWA(藤沢市鵠沼橘1)で毎週火曜のランチ時のみ、スープとおかずの専門店「KIANN(キアン)」が営業を始めて1カ月がたった。
週替わりでメニューは入れ替える同店。「ドライキーマカレーと新玉ネギの冷製スープ」「KIANN風トムヤムクンとカオマンガイ(海南鶏飯)」など、料理のジャンルや国籍を越え「スープとおかず」をテーマに1日約10食のみを提供している。
店主の加藤貴子さんは藤沢市在住。60代まで続けたデザイナー業を卒業し、飲食店を開くためのリサーチを目的に、曜日ごとにキッチンスペースをレンタルする同所への出店を決めたという。毎回、出店前日から準備に取り掛かる。自宅が同所の目と鼻の先という利点もあり、準備が深夜まで及ぶこともあるという。
「飲食を仕事にしたいと考えてから、このスペースで料理を提供するようになるまでは早かったように感じる。来店するお客さまに向けてはデザイナーのスキルを生かし、POPをデザインしてプリントアウトしたものを掲示する。実際にPOPを見て来店する方もいて、料理の内容とともに毎回いろいろ試している。最初の飲食提供でお客さまから頂いた1,000円札は記念にとってある」と話す。
ランチの提供時間は12時ごろ~15時ごろ。