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藤沢の不動産会社が鎌倉で宅地開発 木を守りながらの事業を目指す

仕上がりイメージ図(一級建築士の谷真美さん作画)を抱き微笑む広報担当の貞松さん

仕上がりイメージ図(一級建築士の谷真美さん作画)を抱き微笑む広報担当の貞松さん

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 戸建て住宅の建築販売を手掛ける不動産会社「セット」(藤沢市南藤沢)が、その土地で育った木を残す宅地開発に取り組んでいる。

一級建築士の谷真美さん作画の仕上がりイメージ図

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 2002年から湘南エリアで土地・建物の分譲を行っている同社。建売住宅においては、無垢(むく)材をふんだんに使った自然派住宅をコンセプトにしているという。

 谷賢一郎社長は「湘南エリアには古くからの景観を残している土地が数多くある。土地開発を行うに当たって、既存の樹木を伐採してゼロから宅地を造り上げることに違和感があった」と話す。

 鎌倉市、扇ガ谷の土地は里山と趣のある住宅に囲まれ、近隣との調和も大きなテーマの一つだという。「樹木はその地域の景観を構成している大切な要素の一つ。安易に伐採するのではなく、その景観をできる限り次の世代に継承していくことは分譲事業者としての責務」とも。

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