秋恒例のイベント「藤沢ワイン祭り」が今年も11月8日から開催される。コロナ禍を受け、複数日にわたって企画ごとに分けて展開する。
イメージも一新された11月8日より開催の「藤沢ワイン祭り」のポスター
「藤沢ワイン祭り」は藤沢商工会議所青年部がメルシャン藤沢工場などと連携し、2015(平成27)年から主催。例年はワインに合うつまみを中心にしたグルメイベントとジャズミュージシャンのライブを藤沢駅前で開催しているが、今年は新型コロナの影響で分散型で開く。
同イベント実行委員長の依田雄一さんは「藤沢ワイン祭りとしては6回目であり、市政80周年、メルシャン100周年の節目となる記念すべき年だったが、新型コロナウイルスの蔓延拡大防止を念頭に置き、例年通りの1日に集中して開催するフェス形式の開催は見送った」と経緯を説明する。「代わりに、地元飲食店を支援しながら楽しんでもらうため、11月8日から2週間スタンプラリーイベントを52店舗の飲食店をつなぎ展開する。
ミュージシャン支援を目的に、オリジナルCDの製作と販売も行う。新型コロナ禍でライブなどの機会が失われている中、過去に出演したミュージシャンに依頼し、録り下ろし音源を収録したCDを製作した。「CDプレーヤーがなくても、購入すればインターネットで音源を視聴できる。購入者への感謝の気持ちとして、抽選で日帰りバスのワイナリーツアー旅行が当たるキャンペーンも展開する」と依田さん。売り上げの一部はミュージシャンの支援にも充て、スタンプラリーの参加店舗で販売。「インターネットでも買えるのでぜひ購入してほしい」とも。
スタンプラリー初日の11月8日と、最終日21日には藤沢駅北口のサンパール広場でフリーライブも行う。「地元ゆかりのミュージシャンに出演いただき、17時からはレディオ湘南の公開生放送も行う。感染拡大防止対策のガイドラインに準拠し、リスクを避けて楽しんでいただけるように企画した。ぜひ思い思いの楽しみ方でイベントに参加してほしい」と話す。
スタンプラリー参加用台紙は11月8日から、藤沢商工会議所など市内各所で配布。11月21日のフリーライブは11時から。観覧無料。