「バリ舞踊の日」を記念したイベントが6月1日、藤沢駅北口サンパール広場ガーデンパークで開催された。
1964(昭和39)年6月1日にインドネシア共和国大統領の特派文化使節団が来日し、バリ舞踊交流が始まったことから、6月1日はバリ舞踊の日に制定されている。実行委員長の長谷川亜美さんは「藤沢とバリの縁は15年前に『江の島バリサンセット』というイベントを開催したことから。上から見た地形や、ヤシの木があり南国風なところ、弁天様とサラスワティという芸事の女神が共にいるなど、『江の島とバリ島の共通点』というところをきっかけに、15年前から継続して年に一度開催している」と話す。
イベントでは、五感でバリ島の文化を体感することができるという。2018(平成30)年には日本とインドネシア国交樹立60周年を記念し、藤沢市のキャラクターふじキュンと藤沢で活動するバリ舞踊舞踊グループがバリ島を訪れ、芸術祭オープニングパレードに出演した。「藤沢とバリ島は交流が深い」とも。
昨年はコロナ禍の影響を受け、初の中止に。バリから芸術大学グループやバリ舞踊マエストロ等を招いてのステージも行えなかったという。
長谷川さんは「今年は新型コロナウイルスまん延の状況を見ながら、藤沢市の後援を得て、手指アルコール消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスと感染対策を徹底して実施した。バリ舞踊の披露と、インドネシア観光紹介、インドネシア菓子や雑貨の販売なども行った。また、御朱印からヒントを得てバリ舞踊を観ると会場でスタンプを押す『御舞印(ごぶいん)』も手作りして実施した」と話す。
「6月1日がバリ舞踊の日ということを少しでも伝えられてよかった。来年もコロナの状況を見ながらだが、バリサンセットとは別に、ぜひ開催したい」と意気込む。