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アレセイア湘南高校でデータ活用テーマに授業 将来のDX人材輩出目指し

1学年全生徒約250名の前で講義をするDomoプレジデントジャパンカントリーマネージャーの川崎友和さん。

1学年全生徒約250名の前で講義をするDomoプレジデントジャパンカントリーマネージャーの川崎友和さん。

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 茅ヶ崎市のアレセイア湘南高等学校(茅ヶ崎市富士見町5)で10月26日、高校生へのデータ活用教育を行う「Domo for Good:未来のBILeaderを育てよう」の特別授業が行われた。

アレセイア湘南高等学校の生徒の前で講義を行うDomoの川崎さん

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 授業を担当したDomo(ドーモ)は米国で創業されたBIサービスソフトウェア会社。主に企業向けのデータ解析・活用を専門とするIT企業で、同プロジェクトは、高校生にデータを活用し、発表をする機会を設けることで、将来的な人材輩出に貢献するというもの。
 具体的にはゴール設定からデータ活用実践、プレゼンテーション力を養うカリキュラムを通して、将来的なDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の基礎を作るという。

 10月19日から11月16日までに行われる5回の授業の2回目となった今回は、同校の1学年全生徒約250名に向けてDomoプレジデントジャパンカントリーマネージャーの川崎友和さんが講義。明確なゴール設定と可視化の重要性についてをテーマに話し、生徒からは投げかける質問に対して積極的に手が上がった。
 特に、「目標を持っている学生」、「持っていない学生」、「目標を紙に書きだしている学生」のそれぞれ10年後の調査結果の話に関心が集まり、生徒に話を聞くと「今日聞いた話をすぐに実践して、夢を実現させたい」や、「具体的な未来予想図がなかったが、学歴とかではなく、自分のやりたい事を見つける事が大切だと気づいた」、「可視化することの大切さを知った。思ったことを行動に移して実行できるようになりたい」などと笑顔で話した。

 川崎さんは「本プロジェクトはドーモ社員がボランティアで始めたもので、自分もその思いに賛同し、今回高校1年生に向けてプレゼンテーションをした。今回、生徒たちの前向きな姿勢に触れ、私自身とてもいい刺激になった。追加質問をしてくれた生徒もおり、この機会を通して、校風、先生方の熱意、生徒達の高い好奇心に感銘を受けた。参加した生徒達がこのプログラムを通して、少しでもデータに親しみを持ち、この体験を活かせる日がくることを願っている」と話した。

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