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9月末閉館の油壺マリンパークから「えのすい」へ、魚たちの引っ越し完了

相模湾ゾーン「タイドプール」へ引っ越ししたソウシハギ。

相模湾ゾーン「タイドプール」へ引っ越ししたソウシハギ。

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 三浦市の京急油壺マリンパークが9月末に閉館したことに伴い、10月23日、相模湾に生息する魚類を中心に約100種類・200点の生物が、藤沢市の新江ノ島水族館へ「引っ越し」した。

油壺マリンパークから新江ノ島水族館に引っ越ししたニシキエビ

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 同マリンパークは1968(昭和43)年に京急電鉄創立70周年記念事業として開業し、以来53年間多くの人に親しまれたが、建物や設備の老朽化を理由に2021年9月30日に閉館した。

 同パークからの動物の引っ越しを担当した新江ノ島水族館の加登岡さんは「子どもの頃、自分が生まれて初めて行った水族館も京急油壺マリンパークであり、非常に縁を感じた。魚たちは搬入後、健康管理を行った後に、新江ノ島水族館の相模湾ゾーン『相模湾大水槽』『タイドプール』や太平洋『トロピカル水槽』など展示水槽へ移動した。サンゴの仲間、トゲトサカの仲間やセンスガイの仲間たちなどは、他の生物に押しつぶされてしまわないように虫かごに入れて運ぶなど、生き物全てに細心の注意を払い運んできた」と話す。

 搬入した生物で一番の「大物」は2キロほどもある大きなニシキエビで、引っ越し先のトロピカル水槽でも2番目に大きい生物になったという。加登岡さんは「同水槽で一番大きいのはドクウツボだが、引っ越してきたニシキエビは餌をモリモリ食べ、迫力がある。ここまで大きいサイズなのは京急油壺マリンパークでそれだけ大切に育てられていた証拠。命を引き継いだプレッシャーはあるが、『えのすい』に来てよかったと思ってもらえるように頑張りたい」と話す。

 そのほか、バックヤードでは多くの生物が展示に向けてトリートメントを受けており、状態を見て随時展示予定という。加登岡さんは「子どもの頃からの思い出と今までの感謝を込めて、京急油壺マリンパークから受け継いだ生物たちが『えのすい』でさらに輝けるように努めたい。京急油壺マリンパークで育てられた魚たちは『えのすい』でも大切に育てていく。ぜひ見に来てほしい」と語った。

 新江ノ島水族館の営業時間は9時~17時。入館料は一般=2,500円ほか。

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