藤沢のロータリークラブ「ふじさわ湘南ロータリークラブ」が、毎年の定番企画として実施している乳児院の子どもたちへの外出支援事業として、本年度はミカン狩り遠足を10月21日と30日に行った。
同クラブは、藤沢市内に9つあるロータリークラブのうち4番目に新しいクラブで、経営者を中心に現在34人のメンバーが所属している。
外出支援事業は、クラブが活動目標に掲げている社会奉仕活動の一環で2018(平成30)年から行われている。横浜市戸塚区の柴口果樹園(横浜市戸塚区)での「ミカン狩り」は今年で2年目。
同クラブ奉仕事業委員会の布施洋平委員長は「家庭の事情で保護者と離れ、施設で暮らしている子どもたちに体験と思い出をプレゼントしようと企画した。両日とも晴天に恵まれ、暖かな日差しの下、ミカン狩りを行うことができた。楽しそうな子どもたちの姿を見て私たちも晴れやかな気持ちになった」と笑顔で話す。
同クラブの岡本将太会長は「例年はたくさんの子どもたちと一度に触れ合う機会をつくるが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮し、子どもたちもメンバーも2日間に分けることで、密にならないような工夫をした。今後もクラブとして子どもたちへの奉仕事業を続けていきたい」と話す。