茅ヶ崎市の柳島スポーツ公園で12月17日、思い出に残るクリスマスをテーマにしたドライブインシアターが開催される。上映される映画は「クリスマスカンパニー」。
主催は藤沢のイベント企画会社「WAWACINEMA」。社長の高林健さんと長谷川文乃さんは2人ともかつて藤沢駅前にあった映画館「フジサワ中央」で働いていた経歴を持つ。
長谷川さんは「昨年の新型コロナウイルスまん延以降、映画館の休館や映画イベントの自粛が相次いだ。こういうときにこそ映画を通じて希望や勇気といったポジティブなメッセージを伝えたいという思いがあり、感染リスクが限りなく少ないイベントとしてドライブインシアターを着想した」と話す。
昨年10月30日に「アニー」の上映イベントを実施。以後、3月19日に「ジュラシックパーク」、9月10日に「ボヘミアン・ラプソディ」を上映した。それぞれ会場ではグルメや空間演出による盛り上げなどで、思い出に残るイベント作りを心掛けたという。
長谷川さんは「今回のテーマは『クリスマスメモリー』。ノンアルコールシャンパンでの乾杯から始まり、キラキラ光るイルミネーションに癒やされて、いつものパーティーとは違うゆったりとした時間を過ごしてもらいたい。インスタントカメラで今夜の思い出を撮影する演出や、見知らぬ誰かが選んだプレゼントを開ける演出もあり、いつもと少し違うクリスマスパーティーを思い出に残してもらえたら」と話す。
「ようやくコロナの状況は落ち着いてきたと感じるが、ドライブインシアターだからこそ小さな子どもや赤ちゃんもカップルもシニアも、車という個室を通して同じ空間を楽しめるというメリットがある。今年のクリスマスにしか楽しめない、ドライブインクリスマスパーティーを味わってほしい」と来場を呼び掛ける。
17時開場、18時上映開始。参加費は1台6,000円。定員50台。申し込みは専用ホームページで受け付ける(定員になり次第終了)。雨天中止。