藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町を拠点に、地元有志でB3リーグ参入を目指すバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」が2月6日、スタートアップ報告会を開き、今秋のB3リーグ参入予定の報告と、応援署名10万筆を目指す方針を発表した。
「B3リーグ」は2015(平成27)年に発足した日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の下部リーグで、クラブ形態のチームと企業形態のチームが混在するのが特徴。
同チームは2018(平成30)年、藤沢商工会議所と地元有志が中心になって活動を開始。昨年5月に「株式会社湘南ユナイテッド藤沢」を設立するなど基盤の整備を行い、9月にはジャパンバスケットボールリーグによるB3リーグ加盟1次審査に合格。最終結果は今春発表される予定になっている。
湘南ユナイテッド藤沢代表取締役の小河静雄さんは「財政基盤や観客動員の環境などを厳しく査定される1次審査を突破することができ、参入目前と考えている。市民から応援されるチームづくりをするために、広報周知の意味も込め、街頭やSNSを通じて署名を集めていく。すでに1万3000以上の署名が集まっているが、3月末までに10万署名を目指す。街や自治体が元気になるチームを作りたい」と話す。
所属選手や監督、コーチなどは参入確定後に決定。最終審査合格後、10月からのリーグ参戦に向けて急ピッチで準備するという。
サンパール広場での街頭署名活動は2月19日、27日、3月5日、6日、12日に行われる。署名は同チーム公式ホームページからも行うことができる。