藤沢駅前のサンパール広場で3月12日、SDGsをテーマにしたイベント「SDGsマルシェ」が開催された。イベントでは地元の児童らが作ったSDGsテーマのオリジナル楽曲が注目を集めた。
SDGsマルシェでダンスを披露する湘南学園小学校の4年生たち
藤沢市が主催する「ふじさわ元気バザール」と共同開催された同イベント。国連が定めた持続可能な開発目標をテーマの中心に、市内にある慶応大学湘南藤沢キャンパスの学生のブースや、農家レストランによる地産食材の弁当販売ブースが立ち並んだほか、市内で展開する子ども食堂や、水耕栽培と養殖を掛け合わせた循環型農業アクアポニックスのPRブースなども設けられた。
会場内には市内にある「湘南学園小学校」4年生児童によるSDGsをテーマにした研究発表ブースが設けられ、通りがかる人が足を止めパネルに見入る姿も見られた。ブースの前では、児童らがラップシンガーと共同で制作したSDGsの大切さを訴えるオリジナル楽曲もダンス付きで披露し、訪れた人たちから拍手を浴びた。
楽曲作りを指導したラップシンガーで環境活動家の神澤清さんは「子どもたちが見ている環境問題に対する純粋な視点や思いを曲に乗せた。子どもであるほど、今起きている環境問題の影響を長く受けることになることを感じ、楽曲を通じてたくさんの人に知ってほしいと考えた」と話す。「子どもを持っている親世代に聴いてもらい、大人が今何をするべきなのか、考えるきっかけになれば」とも。
楽曲は動画投稿サイトのユーチューブでも配信予定。