藤沢税務署と茅ヶ崎市選挙管理委員会とが共同で行う「出前授業」が12月21日、県立茅ケ崎北陵高校で行われた。
「税を学んで、選挙に行こう!」と題した出前授業は、今年で4回目。「税の集め方や使い道を決めるのは、みんなが選挙で選んだ代表である」という観点から、「税」と「選挙」の授業を一緒に行うというもの。税の重要性や政治や選挙に対する関心を高め、高校生に主体的に社会に参加する意欲を持ってもらいたいということを目的に、2020年から実施している
出前授業では、藤沢税務署の税務広報広聴官が「税がなぜ必要なのか」「税の集め方や使い道はどのように決めているのか」「日本の財政とその課題」について授業を行い、続いて茅ヶ崎市選挙管理委員会選挙担当が「投票の意義」や「投票方法等の解説」を行った。
授業では、昨年に引き続き「未来茅ケ崎市長選挙」と銘打った模擬選挙も実施。生徒たちは、候補者の主張を聞いて自ら考え、実際に選挙で使用される投票箱や記載台等を用い、投票を体験した。
授業を受けた生徒からは「税は生活をする上で大切であることが分かった」、「成人となる実感はなかったが、模擬選挙を体験して責任が増えていくことを実感した」、「若い世代が投票しない理由は自分にも当てはまったが、自分の1票は大切にしたい」などの感想が上がった。