小田急江ノ島線鵠沼海岸駅近くに2月3日、古書・CDの販売兼カフェ「余白や」(藤沢市鵠沼松が岡3)がオープンした。
同店は、出版社勤務だった店主が退職後、「音を楽しみ、言葉を味わい、時を慈しむ場所」をコンセプトに開店。店名の由来は、「『何か』があってこそ、その『余白』もある。そんな『余白を売る店=余白や』」(米澤さん)から。10坪弱のスペースに並ぶ古書は、柳宗悦さんの全集から映画関連、小説、ロシアの絵本など。CDはジャズを中心に入手困難なマイナー・レーベルやアーティストの自主制作などのほか、中古盤やアナログ盤も取り扱う。そのほか、本・CD・レコードの買い取り・委託販売も行っている。
カフェで提供するメニューは、仕入先を店主が厳選し、「コーヒー」(500円)、「ジュース」(500円)、「ワイン」(700円)などのドリンク類のほか、パウンド・ケーキ(400円)なども用意する。また、来店客に注文時に渡すメニューボード「今日の余白や」には、店内で流れる音楽の解説もあり、毎日更新する。
店主は「こぢんまりとしたスペースだが、定番商品やメニューのほかに、定期的に『特集』を組み込み、雑誌のような感覚の店なれば」と話している。
営業時間は9時30分~19時(日曜・祝日は10時30分~18時)。
【現在は閉店しています】