湘南の地酒を愛する会(鎌倉市雪ノ下3 山田屋本店内、TEL 0467-22-0338)は今月から、湘南の地酒「天青」を購入できる会員の募集を開始した。
茅ヶ崎の熊澤酒造併設のレストランがリニューアル(湘南経済新聞)
茅ヶ崎の熊澤酒造の協力により、発足して15周年を迎える同会。15周年を記念して今回は、通常蔵元から出荷することのない純米大吟醸「生原酒」を出荷。また吟醸酒粕もサービスする。
「料理と一緒、すわなち食中に味わうことでお酒も料理もさらにおいしくなる酒」と熊澤酒造杜氏の五十嵐哲朗さん。「天青」という名前は、湘南にゆかりのある直木賞作家、陳舜臣さんにより命名。「突き抜けるような涼やかさと潤いに満ちた味わいをコンセプトとした湘南らしさと、都会でも田舎でもないゆっくりした時間が流れる蔵としてのふくよかさの中の爽やかさというセンスを大事にした酒」(五十嵐さん)だという。
事務局を担当し、同会の発起人でもある山田屋本店の岡本治男さんは「酒造りというのは長い歴史を持つ大切な日本文化のひとつ。日本酒を取り巻く環境はとても厳しい状況にあることから湘南から全国の日本酒ファンの方々に『湘南の銘酒あり』と発信したいという思いでこの会を発足した。おかげさまで15周年、この会により『天青』というブランドが育ったことはたいへんな喜び。『銘酒を造る』という夢を買うつもりで申し込んでもらえたら」と話す。
申し込みは来年3月31日まで。1口11,550円で、生原酒1本を含む720ミリリットル入り3本が届く。発送は同5月を予定。