北鎌倉に7月17日、世界各地の「スペシャルティコーヒー」の焙煎(ばいせん)豆を販売する「石かわ珈琲」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-81-3008)がオープンした。
オーナーの石川新一さんは、都内の企業に勤務時代に「珈琲工房HORIGUCHI」(東京都世田谷区)のスペシャルティコーヒーに出会い「それまでのコーヒーの概念が覆されるほどの衝撃を受けた」という。「おいしいコーヒーを提供し、もっとおいしいコーヒーがあることを知ってもらいたい。自分が体験したような感動を味わってもらいたい」と独立を決意。2005年8月から約4年間にわたり、同店や石川県内のコーヒー店で知識を習得したり、焙煎技術を磨いたりするなどした後、「海と山の自然があり、街並みも好きだった」という鎌倉に移住、「石かわ珈琲」の開店にこぎ着けた。
販売する焙煎豆は、しっかりとしたコクと苦味・長く続く余韻が特徴という「きたかまブレンド:フレンチロースト/深煎り」などのブレンドコーヒー豆3種(いずれも200グラム1,000円)と、ストレートコーヒー豆各種(200グラム1,000円~)。今年収穫された生豆を使用、毎日少量ずつ焙煎して新鮮な状態で提供するという。店内には9席のカフェスペースも設け、ハンドドリップのコーヒー(500円)や日替わりの手作りケーキ(300円~)などを提供する。
「豆を買って家庭でもおいしいコーヒーを飲んでもらいたい」と石川さん。「家庭でのおいしい飲み方もどんどん発信していく」とも。
営業時間は11時~18時。木曜定休。ウェブやファクスによる通信販売も行う。