江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸1、TEL 0466-24-2711)は6月26日から、20年前に約3年間だけ運行した「サンライン号」を復元・運行している。1979(昭和54)年にデビューした1000形車両30周年記念事業の一環。
「サンライン号」復元記念の入場券セット(写真=藤沢駅販売のもの)-デザインは販売駅ごとに異なり、台紙にはデビュー当初の車両の写真を配している
サンライン号は1986(昭和61)年に1000形のバージョンアップ版として登場。「湘南の太陽をイメージした」明るいクリーム色の車体にオレンジと赤色のストライプの塗装が、緑色が主体の同電鉄の車両には珍しく人気を集めたが、汚れが目立つなどの理由から約3年で塗り替えられてしまったという。
復元運行を記念して7月10日から、同電鉄「藤沢駅」「江ノ島駅」「鎌倉駅」の3駅でサンライン号をあしらった記念入場券セット(3枚セット、570円)を各駅500セット限定で販売している。
同電鉄鉄道部営業課の多々良(たたら)潤さんは「お客さまの反応もとても良く、運行についての問い合わせも多い。記念乗車券も近日中には完売の勢い」と話す。
運行は1日8往復程度。運行期間は未定。