平塚市博物館で「ガリレオから400年」展-講演会やワークショップも

ガリレオの遺した言葉「それでも地球は回っている」にまつわる資料から「天文対話」(1632年初版本)-地動説の立場から天動説の立場を徹底的に理攻めにする内容

ガリレオの遺した言葉「それでも地球は回っている」にまつわる資料から「天文対話」(1632年初版本)-地動説の立場から天動説の立場を徹底的に理攻めにする内容

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 平塚市博物館(平塚市西八幡1、TEL 0463-35-2111)で現在、夏期特別展「ガリレオから400年」展が開催されている。

展示中の「ガリレオの望遠鏡」(レプリカ)

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 今年は、イタリアの数学者・哲学者ガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡を宇宙に向け、その様子を初めて記録した年から400年目にあたることから制定された「世界天文年」。同展では、ガリレオから始まる科学的な天体観測とその解釈、天動説から地動説へと世界観が変わる天文的変遷や、星の物理研究・太陽活動の成果などを展示・解説する。また、アポロ11号が月面に着陸し人類初の月面着陸を果たしてから40年目にあたることから、月探査の成果やロケットの発達により広がる宇宙科学についても展示する。

 主な展示資料は、「ガリレオが作った望遠鏡」(レプリカ)、「アポロ着陸船」などの模型・月面初着陸時の新聞報道資料や、日本の宇宙への挑戦にまつわるロケット・衛星の模型(JAXA宇宙航空研究開発機構所蔵)など。ガリレオが宗教裁判に掛けられる際の論拠となった著書「天文対話」(1632年初版本)は神奈川県初公開となる。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館無料。9月6日まで。期間中、東海大学・比田井昌英教授らによる記念講演会や科学実験体験教室などのイベントも予定する。

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