「鎌倉花火大会」開催迫る-珠屋に企画依頼、新たな演出でリニューアル

新たな演出を加えて開催される鎌倉花火大会(鎌倉市観光協会提供)

新たな演出を加えて開催される鎌倉花火大会(鎌倉市観光協会提供)

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 「第62回鎌倉花火大会」が7月21日、鎌倉海岸(由比ガ浜海岸/材木座海岸)で開催される。

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 同大会は、戦後の混乱が続く1948(昭和23)年、多くの人々に「励ましと喜びを送る」ため鎌倉市民と花火師が立ち上がり、五寸玉花火を約50発打ち上げたことが始まり。1962(昭和37)年、日本で初めて海上から打ち上げた水中花火を名物に、夏の風物詩として市内外の多くの観客を楽しませてきた。

 市観光協会主催が長年大会主催を担ってきたが、時代のすう勢もあり2年前から市や商工会議所、商店街連合会などの団体・関係機関、市内外の企業・商店などによる実行委員会の主催へと移行。

 今年は国内外で花火大会の企画を手がける珠屋(東京都台東区)に企画演出を依頼したほか、同大会初の大口スポンサーによる特別協賛を得て実施する。協賛するのは、化粧品の企画開発やマーケティングなどを主な業務とするアメーズユー プランニング(東京都中央区)。FMヨコハマ、鎌倉FMによる会場からの実況中継も行われる。

 例年は8月10日の開催だが、砂浜の浸食などにより観覧場所となる砂浜が減少傾向にあることに加え、今年の8月10日は大潮で観客を収容する砂浜が非常に狭くなること、子どもたちの夏休みへの配慮などから7月21日の実施となった。

 打ち上げ予定数は水中花火200発を含む1,700発。プログラムは第1部「音と光のシンフォニー」、第2部「日本の伝統」、第3部「鎌倉笑顔満開夢花火」、第4部「未来へのメッセージ」、第5部「Happyを呼ぶ花火」で構成。アメーズユー プランニングが提供する第5部では、ハート型のボトルに入った同社の人気商品「エンジェルハート」にちなんだハート形の花火も打ち上げる。

 鎌倉花火実行委員会事務局の古田尚洋(たかひろ)さんは「打ち上げ数はこれまでより1,000発少ないが、プログラム内容や演出を大幅にリニューアルした。花火の余韻やゆるりとした時間も味わいながら、夏の楽しい思い出を作ってほしい」と話す。「特別協賛は来年以降も募って開催する予定。募集方法などについては今後検討していきたい」とも。

 開催時間は19時~20時。荒天の場合は翌日順延。両日ともに実施できない場合は中止。

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