鎌倉の鶴ヶ岡会館(鎌倉市小町2)1階に4月2日、「北海道のあずきとミルク」をコンセプトにする店「ぎゅう舎 鎌倉」(TEL 0467-84-9179)がオープンした。
横浜市泉区にあるカフェレストラン「ノースプレインファーム緑園」の姉妹店としてオープンした同店。店長を務める和田俊子さんは、北海道のオホーツクに面した興部町(おこっぺちょう)の出身で、兄の大黒宏さんが同町で経営する「ノースプレインファーム」で保存料や着色料などの添加物を使わずに製品化・直送した乳製品を使用する。
店舗面積は6坪。テークアウト専門だが、気軽に腰掛けられるスツール数脚を用意する。主なメニューは、低温殺菌とノンホモジナイズ製法で搾りたての生乳の風味を生かした「おこっぺ牛乳」、生乳と砂糖のみで作った自然な味わいの「牛乳ソフトクリーム」、生乳に4種類の乳酸菌を加え甘さを控えスッキリした味わいに仕上げた「のむヨーグルト」(各350円)など。
鎌倉らしい和のテイストを取り入れたオリジナルメニュー「お小豆さんソフトクリーム」(350円)は、和田さんが「理想の豆を1年かけて探し、その風味と香りにほれ込んだ」という北海道産小豆をトッピングして提供。店頭では北海道産小豆(500グラム、600円)、スモークチーズ、ゴーダチーズ(以上609円)、北見産豚肉を使用したジューシーな粗びきソーセージ(420円)なども販売する。
「滑りだしは好調」と和田さん。ソフトクリームの週末の売上本数は1日300~500本だが、大型連休中の5月4日には1,000本を突破。40~50代の主婦層など地元リピーター客が多く、小豆を使ったメニューは、かつて自宅で小豆を煮ることが一般的だった60~70代の女性客にも人気という。
和田さんは「搾りたての牛乳と砂糖だけで作ったソフトクリーム本来の味をぜひ味わってほしい」と話す。「秋口には、粗びきソーセージを使った『おこっぺドッグ』の販売を始めたい」とも。
営業時間は10時30分~17時。水曜定休。