鎌倉市内を通る県道304号沿いに8月4日、季節の焼き菓子や生菓子を販売する店「Coin（コアン）洋菓子店」（鎌倉市手広4、TEL 0467-67-8564）がオープンした。

元同僚の女性2人で店を持つ夢をかなえ独立

　洋菓子が好きで、同じ洋菓子店で同僚として働いていた卜部奈生子さん（藤沢市在住）と今智恵子さん（鎌倉市在住）が共同で開いた同店。県道の角に位置することから、フランス語で「角」を意味する店名を付けた。

　店舗面積は約13坪。同店で提供するのは、季節のパウンドケーキやプリン、ゼリーなどの生菓子、クッキーやサブレなどの焼き菓子、常時約20種類。主なメニューはレモン、パイナップル、ラムレーズンなどのパウンドケーキ（各種1,050円）のほか、懐かしい味の「プリン」「ワインゼリー」（以上263円）、酸味がさわやかな「レモンパイ」（315円）、「マドレーヌ」（105円）、「紅茶のサブレ」、クルミと粉砂糖を使った「スノーボール」（以上262円）など。

　「他店にはあまりないものを提供したい」と、パウンドケーキは一般的な角型ではなく丸型で焼き、バジル、トマト、ベーコンなどを使った甘くないタイプの「ケーク・サレ（フランス語で「塩味のケーキ」）」（1,050円）や、塩味の利いたワインによく合う「チーズサブレ」（262円）など、「甘いものが苦手な人でも楽しめるメニュー」も用意する。

　「開店したばかりなので時期は未定だが、ネットショップによる注文・発送や、高齢の方など来店が難しい方への配達も検討していきたい」と卜部さん。今さんは「Coinの味を知っていただいた方が、誰かにプレゼントにしたくなるような魅力的な洋菓子を提供していきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は10時～18時。