巨石写真家・須田郡司さん、鎌倉でスライドトーク-石焼き料理の提供も

郡司さんが世界石巡礼で訪れたオランダのハネベッド・ドルメン

郡司さんが世界石巡礼で訪れたオランダのハネベッド・ドルメン

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 鎌倉の古民家ゲストハウス「亀時間」(鎌倉市材木座3、TEL 0467-25-1166)で11月12日、巨石写真家の第一人者として知られる須田郡司さんによるスライド&トークショー「石に呼ばれて」が開催される。

南米コロンビアの巨石ピエドラ・デル・ペニョール

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 世界各地を旅していた亀時間オーナーの櫻井雅之さんが、10年前にイスラエルの聖地エルサレムで郡司さんに出会い、幾度かの再会を経て親交を深めてきたことから開催が決まった同イベント。当日は、須田さんが日本と世界の石巡礼の旅でのエピソードを話すスライド&トークショーに続き、自由参加による懇親会(19時30分~21時)を開催。石を器に入れた石焼きシチューなど石にちなんだメニューの提供を予定する。

 1962(昭和37)年群馬県生まれの郡司さんは琉球大学卒業後、雑誌カメラマンを経て独立。沖縄で、琉球の信仰における祭祀(さいし)が行われる御嶽(うたき)と出会い、「聖なる場所」をライフワークに国内外を遍歴。後に「石に呼ばれて」日本・世界の各地で石巡礼を行い、石文化、巨石信仰、奇岩景勝地など、人と関わる石の魅力を伝えるべく「石の語りべ」活動を各地で展開する。「VOICE OF STONE~聖なる石に出会う旅」(新紀元社、1999年)、「世界石巡礼」(日本経済出版社、2011年)などの著書がある。

 「古代遺跡や聖地は石で作られたものが多く、石の加工技術を進化させることで人類の文化は発展してきたが、石の存在を軽んじている現代では、砂上の楼閣のような社会が作られ、それにしがみついているように見える」と櫻井さん。「世界に多く存在する石の聖地、人と石との関わりについての話を聞くことで、地球における人の歴史に思いをはせ、人間本来の生き方について考えるきっかけになれば」と話す。

 開催時間は18時~19時30分(開場は17時30分)。参加費1,500円(1ドリンク付き)。ホームページで参加申し込みを受け付けている。

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