鎌倉の由比ガ浜公会堂(鎌倉市由比ガ浜2)・長谷公会堂(長谷1)・古民家スタジオ・イシワタリ(同)の3会場で6月8日、「ブックカーニバル in カマクラ2014」が開かれる。
本、街、人を楽しむ同イベントは今年で3回目。第1会場の由比ガ浜公会堂と第2会場の長谷公会堂では「一箱古本市」を開催するほか、第1会場では鎌倉女子大学児童文化部による「動く絵本シアター」として、絵本の主人公が動き出す人形劇を予定。第2会場では、企画展示の「長谷と文学。そして甘縄神明宮」と題して、公会堂のある鎌倉最古の神社「甘縄神明神社」について紹介する。
第3会場の古民家スタジオ・イシワタリでは、本の作り手と読み手の心がつながる「本談会」を開催(予約制)。「本はどのようにして作られるのか」をテーマに、作家、編集者、発行人など、鎌倉に縁のある「本」の作り手を招いて、本作りに込められた「思い」を聞く企画となっている。
そのほか、以前、鶴岡八幡宮の近くにあったコーヒー店「Life」が、1日限りの出店。企画展示「文士たちのブックレビュー」では、文学の書き手であるばかりでなく、文学のよい読み手でもあったといわれる鎌倉文士たちにフォーカス。芥川・直木賞の選評からさまざまな作品を選び、鎌倉文士たちの感想とともに紹介する。
「鎌倉には、鎌倉文学館など本にまつわる場所やユニークな本屋さんがたくさんある。由比ガ浜通りを『ブックストリート』に変身させて、地図を片手に『本』『街』『人』との出会いを楽しんでほしい」と話すのは、同実行委員長でbooks moblo店主の荘田賢介さん。「本が好きな人も、そうでない人も、大人も子どもも、面白そうと思って来てくれた人が、多種多様な方法で本を楽しむことができるきっかけになれば」とも。
開催時間は10時~夕方(古本市は16時まで)。詳細はホームページで確認できる。