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茅ヶ崎市がホノルルと姉妹都市に-文化的背景に基づいた「新しい形」

25日に行われた「ハワイ州ホノルル市・郡と茅ヶ崎市との姉妹都市協定締結式」の様子。

25日に行われた「ハワイ州ホノルル市・郡と茅ヶ崎市との姉妹都市協定締結式」の様子。

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 ホノルル市役所敷地内(アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市)で10月25日4時30分(現地時間24日9時30分)、「ハワイ州ホノルル市・郡と茅ヶ崎市との姉妹都市協定締結式」が行われた。

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 同締結式には、同市からは服部信明市長のほか、広瀬忠夫市議会議長、茅ヶ崎商工会議所の山口利通会頭をはじめ、関係者が出席。締結式の中で、ハワイ商工会議所と茅ヶ崎商工会議所との姉妹会議所の調印も合わせて執り行われた。

 歴史的な背景などにより姉妹都市協定を締結している他都市とは異なり、ビーチ、サーフィン、アロハなど、両市の共通の文化的な背景に基づいた姉妹都市協定の締結である点について、「これまでにない新しい形である」と市長。議会、商工会議所、企業、そして市民レベルでの幅広い交流計画もあり、同日に締結された姉妹商工会議所もその一つ。ハワイ商工会議所が姉妹商工会議所の締結をするのは茅ヶ崎商工会議所が初となる。

 姉妹都市協定のきっかけは、2004年4月にオアフ観光局(現ハワイ州観光局)職員が来日し、「第1回茅ヶ崎アロハマーケット」に参加。その際、友好ビーチ提携についての話がなされたことにさかのぼる。その後、姉妹都市提携について検討する旨の話が出され、さまざまな機会を経て両市の議会で承認を得、今回の協定締結となった。

 今後の主な姉妹都市交流事業として、ホノルル市で開催されるホノルルフェスティバルなどのイベントや茅ヶ崎市で開催される産業フェアなどのイベントへのPRブース出展のほか、経済交流促進のため、ホノルル市内の現地事業者と茅ヶ崎市内の事業者との異業種交流会、サーフィンなど各スポーツ分野での交流事業などが行われる予定。

 茅ヶ崎市長服部信明さんは、「これまで深めてきた両市の交流をさらに幅広いものとし、次世代を担っていく子どもたちにも、このつながりをしっかり大切に感じ、育っていけるような人材になってもらいたい」と話す。

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