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藤沢のミュージシャン「駄菓子屋ROCK」、ボストンでジャパンフェス出演

駄菓子屋ROCKによる、現地でのライブパフォーマンスと「駄菓子まき」の様子

駄菓子屋ROCKによる、現地でのライブパフォーマンスと「駄菓子まき」の様子

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 移動式駄菓子店や縁日をテーマにしたイベントを企画・運営する「駄菓子屋ROCK(ロック)」が4月27日・28日にアメリカのボストン市で開催された「Japan Festival Boston(ボストン日本祭)」へ出演し、5月1日に帰国した。

駄菓子屋ROCKのメンバーと、イベントを支えた多くの日本人ボランティア

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 駄菓子屋ROCKは2015(平成27)年に谷口齋隆さんが開業した移動式駄菓子店で、ミュージシャン。子どもたちに日本の縁日や駄菓子文化を伝えたいと、藤沢を中心に日本国内でさまざまなイベント企画や運営に携わっている。

 初の海外進出をプロデュースした中松正樹さんは「世界中で日本文化への関心が高まっていると知り、私たちが子どもだった頃、大好きだった日本の駄菓子や祭りの風景を、世界中の子どもたちにも楽しんでもらいたい思いから、この企画を発案した」と振り返る。

 「Japan Festival Boston」は2012年から開催。コロナ禍の影響で5年ぶりの開催となった今年は2日間で10万人以上が来場したという。両日、和太鼓や日本舞踊、盆踊りなどの日本の文化を楽しめるステージが披露されたほか、ラーメンやたこ焼き、着物など日本の食や雑貨など日本にまつわるテナントが出店した。

 駄菓子屋ROCKは日本のお菓子や縁日など7ブースを出店。ステージでは太鼓や木魚など日本の楽器を使い、餅まきから着想した「駄菓子まき」のパフォーマンスを披露したほか、ボン・ジョヴィの名曲「Livin’ on a Prayer」に合わせて来場者に盆踊りを楽しんでもらうなど、独自の演出で会場を盛り上げたという。

 ステージ演出を担当したボストン在住の濱田大成さんは「オリジナリティーあふれる駄菓子屋ROCKのステージは衝撃的で、会場を巻き込んだ素晴らしいパフォーマンスだった。『駄菓子まき』には現地の子どもたちも大喜びだった。ぜひまたボストンで、パフォーマンスをしてほしい」と話す。

 谷口さんは「念願だった海外進出を果たすことができた。1年前に海外進出の案件が浮上し、半年かけて準備した。現地では日本文化への関心が高いことに驚かされた」と話す。「世界の舞台に立ったときに何を肌と心で感じるかが、今回一番感じてみたかったこと。今後は『祭』が『平和』へつながることを明確なテーマとして打ち出していきたい。ボストンという地に、新しくファミリーと呼べる方々が増えたことが何よりの財産」とも。

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