藤沢市内で生産されたナシ・ブドウの品評会-審査後に即売会も

ナシやブドウの糖度や大きさを1つずつ丁寧に計って審査を行う審査会の構成員

ナシやブドウの糖度や大きさを1つずつ丁寧に計って審査を行う審査会の構成員

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 イトーヨーカドー湘南台店(藤沢市石川6、TEL_0466-87-5511)で8月19日、藤沢市市内の果樹農家が生産した「ナシ」「ブドウ」の品評会「平成20年度藤沢市果樹持寄品評会」が開催された。同店での開催は今年で2回目。

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 1974年に始まり今回で35回目となる品評会には、約30軒の生産農家からナシ31点、ブドウ約45点が出店された。ナシは、収穫最盛期の「幸水」、ブドウは、藤沢市内で1985年に開発された「藤稔(ふじみのり)」が一番多く、ほかにも「竜宝」などが出品された。

 糖度や色、形、粒ぞろい、光沢など、審査会の構成員によって審査された結果、優等・1等・2等・3等の賞が決まった。ナシの優等は高橋果樹園(菖蒲沢)、1等は高橋ケイ子さん(菖蒲沢)と伊澤和子さん(遠藤)。ブドウの優等は飯島康範さん(遠藤)、1等は飯島康範さん(遠藤)と神山ます美さん(湘南台6)。今年はナシ、ブドウともに優等・1等に同じ生産者の出品物が選ばれた。

 審査後、店頭で即売会が行われ、優等のナシ・ブドウ=4,000円、1等=3,700円、2等=3,500円、3等=3,200円、ほかの出店作品=3,000円で販売された。

 さがみ農協藤沢市果樹部会の伊澤部長は「今年は例年より梅雨明けが早く、すぐに気温の高かい日が続いたおかげで、近年まれにみる高糖度のものがナシ、ブドウともに生産されている」と話す。「藤沢で生まれた品種がありながらも、藤沢でナシやブドウを生産している農家があることを知らない人もいる。ナシやブドウのもぎとり園なども藤沢にはあるので、一度足を運んでいただければ」とも。

藤沢市フルーツ園一覧イトーヨーカドー湘南台店で行われた果樹即売会(関連画像)果樹品評会で優等に輝いたブドウ「藤稔」(関連画像)果樹品評会で優等に輝いた「幸水」(関連画像)

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