鎌倉・長谷にタイ東北地方の料理を提供するカフェ-地元食材使う

無垢のテーブルや椅子をそろえナチュラルでくつろげる雰囲気を演出。奥はオープンキッチン

無垢のテーブルや椅子をそろえナチュラルでくつろげる雰囲気を演出。奥はオープンキッチン

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 江ノ電長谷駅のほど近くに11月13日、「kuriyum thai cafe」(鎌倉市長谷2、TEL 0467-25-1525)がオープンした。

タイ国王やお祝いを意味する黄色をアクセントカラーにした店内

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 店舗面積は11坪、席数は16席を用意。オーナーシェフの河栗雄介さんは鎌倉市の出身で、都内のタイ料理店に約5年勤めタイ人シェフから直接料理を学び独立。店名は河栗さんの愛称である「kuri(クリ)」に、タイ語でサラダを意味する「yum(ヤム)」を合わせて付けた。

 同店のコンセプトは「居心地のよい空間で味わえる、鎌倉・湘南食材を使った本格的なタイ料理」。鎌倉野菜や相模湾の鮮魚など、地元の新鮮な食材を豊富に使用した本格的なタイ料理を提供する。

 「メニュー数はあまり多いとは言えないが、日本での知名度にこだわらず、タイでメジャーな料理、自分が真においしいと思えるタイ東北部の料理を多く取り入れた」と河栗さん。「カンボジアやラオスなどと国境を境にする東北地方は食文化が発達しており、タイでも日本でも好まれる料理が多い」という。

 メニューは、鶏ひき肉ともち米が入ったタイ東北地方のサラダ「ラープガイ」(950円)、鎌倉野菜に豚ひき肉、トマト、エビの塩漬けなどを煮詰めたディップをつけて食べるタイ北部料理「ナムプリックオンと季節野菜」(850円)、タイ東北地方の自家製ソーセージ「サイクロークイサーン」(500円)などのほか、タイの高級米として知られる「ジャスミンライス」(300円)、タイ東北部の主食とされるもち米「カオニャオ」(400円)などの珍しいものも。客単価は、ランチ=2,000円弱、ディナー3,000~4,000円。

 以前はトルコ料理店であったという店内は南のカフェをイメージし、そのほとんどを手作業で改装。河栗さんは「オープンキッチンを取り入れ、壁を設けず明るく広々とした空間にした。タイカフェとうたうのは、お客さまの間口を広げる意味もある」と話す。「日常から離れて、ゆっくりくつろげる空間を作り上げた。海がよく見えるカウンターの右2席が特等席」と話すのは河栗さんの妻でホールを担当する直子さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、カフェ=15時~17時、ディナー=17時~22時。水曜定休。

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