葉山に無農薬野菜と地魚の一軒家ダイニング-修業経た料理人が独立

カウンター席は一人でも気軽に入れる。自然光が入る出窓が気持ち良い。

カウンター席は一人でも気軽に入れる。自然光が入る出窓が気持ち良い。

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 森戸海岸に近い葉山の海岸通りに3月14日、一軒家ダイニング「KITCHEN ORANGE(キッチン・オレンジ)」(三浦郡葉山町堀内、TEL 046-876-1886)がオープンした。

無農薬の朝採れ野菜をふんだんに使う。左はパスタなどに使うネギボウズ

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 板前や炭火焼店など多様な業態の飲食店で経験を積んだ横須賀出身の竹内圭祐さん(33)がオーナーシェフを務める同店。自家農園で採れた赤ネギ、スイスチャード、キャベツ、ジャガイモなどの無農薬野菜や佐島漁港で水揚げされる魚介などを使い、ジャンルにとらわれない幅広い料理を提供する。

 店舗面積は約18坪で、席数はカウンター、半個室などを合わせた15席。以前は沖縄料理店だったという店内はつや消しの白で壁を塗り、アンティーク調の照明や調度品、足踏みミシンを生かしたテーブルなど、竹内さんが好きな昭和40年代~50年代のイメージで統一。店内改装や塗装、水回り、電気配線などの工事は、すべて竹内さんの友人が手伝った。

 ランチメニューは、「本日のキッシュランチ」(1,280円)、「本日のパスタランチ」(1,380円)、「ビーフシチューランチ」(1,680円)の3種類。すべてに全粒粉の自家製パン・鎌倉野菜のサラダ・プチデザート・ドリンクが付く。

 夜は、「鎌倉野菜のグリーンサラダ」(880円)、「スペイン産ハモンセラーノ28カ月熟成」(1,200円)、「真鯛のアクアパッツァ」(1,280円)、「ネギボウズと葉山しらすのパスタ」(1,400円)など、アルコール類に合う一品料理やパスタなど日替わりで多彩なメニューをそろえる。日本ワインコンクール辛口部門で銀賞を受賞した葉山の地ワイン「HAYAMA ヴェルデ コンパーニョ」や、グラスに注ぐとシャーベット状に変化する1日10本限定の「みぞれ梅酒」(900円)など、趣向を凝らしたメニューも用意。客単価は2,000円~3,000円。

 竹内さんは「観光客の方から地元の方までが気軽に来られて、ゆっくりくつろげる店にしたい」と話す。「葉山は小さなお子さんに制限のある店も多いが、うちでは歓迎。昼間は全席禁煙にしているのでベビーカーでも気軽に来店してほしい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、カフェ=15時~17時、ディナー=18時~23時。2階は予約制で貸し切りやパーティーなどに対応する。

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