来月3月1日(金)より新連載スタートです!3月20日(水)春分の日に開催されるTHE POWER OF KOUKOUSEI 2024(以下TPK)を支える地元の大人にスポットをあてたインタビュー記事「青春を応援する大人達」をお届けします!
TPKは、高校生が、歌って、踊って、青春する、海の街〝藤沢〟だけのライブステージ。その魅力はなんといっても、海が一望できるステージと、高校生の青春溢れるパフォーマンス!
そんなTPKと湘南経済新聞とのコラボ連載を担当させていただくのは、高校時代TPKに参加し、大学生になった今、スタッフの一人として関わらせていただく事になった私サカグチアオイです!全5回の連載となりますので、注目してお待ちください!
今回は第0回プロローグとして、ライターである私自身にスポットを当て、お送りしていきます。コロナ禍真っ只中の高校時代にTPKに出演し、大学生になった今、スタッフとして参加をすることになった経緯をお話しします!
卒業前に友人と江ノ島でとった思い出の一枚
TPKの第一回が開催された2022年はコロナウイルスが大流行していた時期でした。当時高校2年生だった私の日常生活もコロナに蝕まれ、当たり前に友達に毎日会える日々や文化祭などの高校生活の楽しみにしていた行事がすべてなくなってしまいました。
一時期コロナが落ち着いたと思われた時期に「もしかしたら文化祭ができるかもしれない」という一縷の望みをかけて、高校の友人とともに組んだバンドも結局文化祭がなくなってしまい、実現することができませんでした。
高校時代にやりたいことの一つが「友達とバンドでステージに出る」で、心にどこか悔しい気持ちが引っかかったままになっていました。そんな時に出会ったのがこの「THE POWER OF KOUKOUSEI 」でした。
そこからの展開は早く、高校の同級生とともに出演することが決定。しかし、本番までの日々は順調ではありませんでした。コロナ禍であるということに加え、私の学校には軽音部が存在せず、この二つの問題が私たちを悩ませました。
スタジオ練習に入った時の様子
そもそも軽音部がないため「練習場所の確保」が大変で、それに加えて、コロナ感染予防のために音楽活動自体が良しとされず、学校での練習がほとんどできませんでした。
今となってはいい思い出になりましたが、一度強行突破して練習してみたことがあったのですが、管弦楽部の先生にめちゃくちゃ目をつけられてしまうという結果に(笑)結局、休日に予定を合わせて、少ないお小遣いを切り崩しながらスタジオ練習を頑張りました。
本番までの日々はあっという間で、本番の日に近づくにつれてメンバーと会う機会も増え、コロナ禍で楽しみ切れていない〝青春の一ページ〟を刻むことが出来たと感じました。
実際に演奏している時の様子
やっとの思いで迎えた春分の日。この日は、高校に軽音楽部すらなかった私にとって、正真正銘「初めてのステージ」でした。
緊張と高揚感があいまって一日中ふわふわした気持ちだったことを覚えています。一日の過ぎるスピードが、信じられないほど早かったです。
友人や家族も見に来てくれて、ホームのようなアウェイのような不思議な空間でライブをすることができました。
何より「江の島の野外ステージという特別な場でライブをする」という、かけがえない瞬間を体験できました。
本番前のステージ裏の様子
また、自分たち以外の「フジサワの高校生」たちのステージを見ることが出来て、今まで経験したことは違えど、この日を楽しみに一生懸命頑張ってきた仲間たちと作り上げた空間にいられることが何より幸せでした。このイベントと出会った事で、普通に高校生活を過ごしているだけでは感じられない体験ができました。
今まではコロナ=自分たちの高校生活の邪魔者という認識でしたが、このイベントを通して、コロナ=新しい環境を与えてくれたチャンスという考え方に変わりました。
コロナ禍という制限された環境を変えてくれるきっかけとなったこのイベントに出会い、苦しい環境にあったとしてもアクションを起こす事で少しずつ未来が変わっていくという体験をして、自分自身としても少し成長できたような気がしています。
終演後のリラックスした様子
高校生活にピリオドをうち、大学生になった2024年。声を掛けていただき、今回イベントに出演者サイドではなくスタッフとして参加させていただくことになりました。実務に入るにつれて、スタッフとして参加する事と出演者として参加する事の意味の違いが身に染みています。そもそも大前提として出演者として出た際は、完成したステージに入っていく、そのための準備をするという大変さがありました(その時はこんなに一つのステージに出るって大変なんだ!と思っていました)が、サポートする側に回った瞬間、想像以上の大変さがありました。
TPK2024出演者撮影会の際に撮っていただいた今の私
「出演してくれる高校生が最大限輝く場をどう作っていくか?」という事が最大の課題であり、ぶち当たっている最難関の課題です。私自身は特にイベントの広報に力を入れて活動していますが、ゼロから作り上げるのと、もとからあるものをどう輝かせるかという難しさは桁違いであることを日々感じています。
その反面、自分の想像していたものが少しずつ形になっていく過程はとても楽しく、これからもっとどんなことができるだろうというワクワクにあふれています。私自身が高校生の時にこのイベントを通して作ることができた楽しい思い出や、ちょっとだけ大人になることができたきっかけを、今年出演してくれる高校生にも最大限味わってもらえたら嬉しいです。そのために、これから私ができることを考え、たくさんやっていきたいです!その一環であるこの特集も頑張っていきますので、是非皆さん応援してください!
ここまで高校時代から今に至るまでの生活の変化とTHE POWER OF KOUKOUSEIに対する思いをつづってきましたが、いかがだったでしょうか? これからこのイベントを支えてくださる大人の皆さんにフォーカスを当て、定期的に更新していきますので、楽しみにお待ちください!ありがとうございました!
HP:https://www.t-p-k.com
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