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鎌倉・ホテルニューカマクラで桜が開花-市の「景観づくり賞」も受賞

開き始めたホテルニューカマクラの桜(4月2日撮影)

開き始めたホテルニューカマクラの桜(4月2日撮影)

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 鎌倉駅近くに立つ「ホテルニューカマクラ」(鎌倉市御成町)の桜が開花した。民間気象会社ウェザーマップによれば、県内の桜の見頃は4月7日~14日ごろ、満開日は8日と予想されている。

建物の色と桜の薄紅色が調和した例年の満開の様子

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 同ホテルの桜は、昨年3月~5月に市が「美しい町並みをつくる樹木」をテーマに募集した「第4回景観づくり賞」で選出されたもの。同賞は、市の都市景観条例の規定に基づき、未来につながる特に優れた活動を行う個人や団体を表彰。広く紹介することにより、市民の景観づくりへの意識向上と相互の連携を深めることを目的にする。

 第4回では215件の応募があり、書類選考、市民アンケートや現地調査、公募市民などで構成する景観形成推進委員会による選考を経て、「御成町のサクラ」「山ノ内のカツラ」「腰越・津のミモザ」など12件が決定。2月下旬に表彰式が行われた。

 戦前は「山縣ホテル」の名称で営業し、現在はファッション誌やCM撮影などにも使用されている同ホテル。建物を背景とする駐車場に立つこの桜の樹齢は80年以上といわれ、今回の受賞は「駐車場に際立った存在感を持って立ち、ホテルのシンボル的存在として親しまれている」「建物の黄色い外壁が桜のピンク色と調和し、桜の美しさをさらに引き立てている」ことなどが評価された。

 同ホテルの西村務社長は「毎年この時期に美しい花を咲かせ、多くの方に楽しんでいただいている。今年も、観光の方や地元の方にぜひ見ていただきたい」と話す。

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