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茅ヶ崎のNPOが交流会「清掃で伝える感謝と勇気」、一歩踏み出すきっかけに

今年5月に行った清掃活動。加藤壮章さん(前列右から3人目)と参加者

今年5月に行った清掃活動。加藤壮章さん(前列右から3人目)と参加者

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 NPOサポートちがさき(茅ヶ崎市茅ヶ崎3、TEL 0467-88-7546)は6月23日、清掃活動と交流会を通じて新たな出会いやつながりを支援するイベント「清掃で伝える感謝と勇気~一歩踏み出すその先に~」を開催する。

清掃活動中の加藤壮章さん

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 不登校や引きこもりの人が社会とのつながりを広げていく活動を支援するNPO法人「一心一(いっしんよこいち)」の加藤壮章さんを迎え、掃除体験と交流会を予定する。加藤さんは昨年から茅ヶ崎駅前でタップのステップを踏みながら自発的に清掃活動を行っている。当日は、同駅北口周辺での掃除活動のほか、「ハスキーズギャラリー」(茅ヶ崎市新栄町1)で加藤さんとの交流会を予定している。

 中学時代に不登校と引きこもりを経験した加藤さん。高校時代に教師からの「逃げるな」という一言から学校に通い始めた。卒業後は自衛隊に入隊し、退いた後、1年8カ月かけて歩いて日本一周を達成。たくさんの人との出会いを通して感謝の心を学んだ。その後、ディズニーランドの清掃員として勤務。現在は障がい者施設で働きながら、自身のNPOでも活動している。

 主催のサポートちがさきは、茅ヶ崎市民活動サポートセンターを管理、運営するNPOで、「場」の提供、情報の収集提供、人材育成などでNPOと企業や行政間をつなぐ中間支援組織だ。「人一倍怖がりで恥ずかしがり屋、引きこもりの経験も持つ加藤さん。そんな彼が自主的にアクションを起こし、自分がやりたいことを身体で表現しながらたくさんの人と出会い、縁が広がっていく姿が、以前の加藤さんと同じような悩みを抱えている人たちに勇気を伝えることができるのでは」との思いから、同イベントを企画した。

 同NPOの秦野拓也さんは「新たな出会いやつながりを求めている方、一歩踏み出せずにいる方、自分を変えるために行動に移したい方に参加してもらえれば」と話す。さらに「茅ヶ崎が好きな方、一緒に活動してみたい方、学生、企業、行政職員、自治会・商店街の方、就労支援に取り組む団体も歓迎」とも。

 開催時間は13時30分~16時。参加費500円(ドリンク付き)。定員30名。参加は6月23日12時までメール、ホームページ、電話、ファクスで受け付ける。手話・筆記通訳、託児(先着5人)の申し込みは同12日まで。

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