茅ヶ崎のサザン通りに手作り総菜のテークアウト専門店「PERE(ペール)」(茅ヶ崎市中海岸2、TEL 0467-87-5490)がオープンし1カ月が過ぎた。
店主の田井圭太さんは平塚市出身。武蔵野調理師専門学校卒業後、ウェスティンホテルほか都内レストランに勤務。「IDEE CAFE 六本木ヒルズ店」、新丸ビルの「Salt(ソルト)」の立ち上げも経験した後、独立した。店名の「ペール」はフランス語で「お父さん」を意味し、田井さん自身が2歳と4歳の2児を持つ。「子どもと一緒に過ごす時間を作りたい、シェフとしてレストランよりも身近にお客さんと接したいとテークアウト専門のデリを開いた」と田井さん。
厨房を含む店舗面積は約45平方メートル。「家庭のキッチンの延長」のような温かみのある雰囲気でまとめた店内には、買い物中に子どもを遊ばせておける玩具コーナーも設けた。
食材は近くの魚市場で買い付けた新鮮な魚、自家農園で栽培したハーブや野菜、新潟の契約農家直送の米などを使う。ドレッシングやマヨネーズなどのソース類、キッシュやパン、ハム・ソーセージなども自家製。メニューは「タラモサラダ」(100グラム250円)、「クランベリー入りキャロットラペ」(同260円)、「メカジキのレモントマト煮込み シチリア風」(340円)など常時30種以上をそろえ、エスニック風味の総菜やレンコン、オカヒジキなど和の食材も取り入れたものもある。好みのメーン1品に副菜2品が付く「日替わり弁当」(650円~)、総菜盛り合わせ「デリBOX」(3品650円~)、メニューやボリュームなどの相談に応じる「オードブルセット」(前日までに予約、2,500円)なども用意する。
「近所のお子さん連れのお母さんから、お酒のオードブルを買いに来られる男性まで幅広い層に来店いただいている」と田井さん。「家庭の食卓にプラスする一品や海で食べるお弁当、ホームパーティーなどにぜひ利用してほしい」とも。
営業時間は10時30分~19時。